北九州の住宅プロジェクト

北九州で住宅プロジェクトが進行中です。

このプロジェクトは土地探しからお手伝いしました。

予算オーバーにも関わらず、施主も僕も惚れ込んでしまい大決断をしてここに決めました。

一般的な住宅街の一角ですが、住宅街らしからぬユニークでステキな敷地です。

もともと山だった場所を造成してできた住宅街のようですが、この土地は住宅街端部に位置することで、造成にかからなかった傾斜地と豊かな緑が敷地内に残っています。

平地部分は60坪程度ですが、残りの60坪は緑溢れる傾斜地。つまり、一生この緑を眺めて暮らすことが可能な土地です。

当然、この敷地特性を最大限に活かした計画を目指しています。

最近、その土地に「棲む」ような感覚を得られることが、豊かな住居であると感じています。それは端的に言えば、周辺環境に呼応した住居です。

ここには、圧倒的に強い要素としてこの緑が存在しますが、それだけではありません。この土地を、世界に1つだけの場所たらしめている要素は他にもささやかながら存在しています。

そうした微細な囁きにも耳をそばだてて、計画に取り込むことで、この土地に「棲む」感覚を増幅させることに挑戦しています。